いままで使っていた macOS システムを macOS 13 Ventura にアップデートした後に、DisplayLink 技術によるグラフィック機器を経由して接続していた外部モニタが表示できなくなることがあります。多くの場合このような問題の原因は、以前に導入していた DisplayLink Manager アプリケーションのバージョンが古かったり、macOS 設定内の画面共有設定などがリセットされていることが原因です。
問題が起きた場合には、下記の手順を試してください。
DisplayLink Manager アプリケーションを削除し、再導入する
- Plugable USB ドッキングステーションまたはグラフィック変換アダプターを、Mac システムから取り外します。AC 電源アダプターがついている製品ではこれも本体からとりはずします。ドッキングステーションに何か他のケーブルや機器が接続されている時はこれもすべて切り離しておいてください。最後の手順が終わるまでこのままにしておきます。
- Mac システムを再起動します。
- Mac システムにログインし、アプリケーションを開きます。「Finder > フォルダへ移動 > アプリケーション」
- アプリケーション画面内の「DisplayLink Software Uninstaller」をダブルクリックし、下記の手順でアンインストールします。もしも「DisplayLink Manager が実行中」というエラーが表示され、アプリケーションをクローズすることもできない場合は、下記の手順でアプリケーションをまず終了してください。
- 「Finder > アプリケーション >ユーティリティ > アクティビティモニタ」を開きます。
- 画面を下にスクロールし、「DisplayLinkUserAgent」を選択します。
- 画面の左上にある「x」ボタンを押してアプリケーションを終了します。
- これでもアンインストールができない場合は、アプリケーション内から「DisplayLink Manager」をゴミ箱へドラッグ&ドロップして削除します。
- DisplayLink Manager アプリケーションのアンインストールが完了したら、もう一度 Mac システムを再起動します。
- Mac システムにログインし、最新の DisplayLink Manager アプリケーションを導入します。手順については「バージョン 13 Ventura システムへ DisplayLink Manager アプリケーションを導入する手順」を参照してください。
- アプリケーション導入が完了したら、Mac システムを再起動します。
- Plugable USB ドッキングステーションまたはグラフィック変換アダプターを Mac システムに接続します。ドッキングステーションの場合はまず AC 電源アダプタを本体に接続し、ドッキングステーションに電源が入ったことを確認してから Mac へ接続するようにしてください。その後モニタを接続して表示ができることを確認します。
この記事の対象製品(DisplayLink チップ搭載モデル)
- Plugable USB 3.0 デュアル・ディスプレイドッキングステーション
- UD-3900
- UD-3900H
- Plugable USB-C トリプル・ディスプレイドッキングステーション
- UD-ULTCDL
- UD-ULTC4K
- UD-6950PDZ
- Plugable USB 3.0 / USB-C グラフィック変換アダプタ
- UGA-3000
- UGA-2KHDMI
- UGA-4KDP
- UGA-4KHDMI
- USBC-6950M
- USBC-6950U
- USBC-6950UE