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USBC-6950PDZ ドッキングステーションをバスパワー・モードで使用する際に、注意することはありますか?

Written by Sachiko K

Last published at: October 19th, 2023

この USBC-6950PDZ ドッキングステーションには、2 つの動作モードがあります。「PD パススルー・モード」と「バスパワー・モード」です。

USBC-6950PDZ の電源専用 USB-C ポートに PD 電源アダプタを接続すると、ドックは自動的に「PD パススルー・モード」になります。このモードでは、電源出力の一部がこのドック用に予約され、残りがノート PC へ受け渡され ます。逆に電源アダプタが接続されていない状態でこのミニドックをノート PC に接続すると、このドックは「バスパワー・モード」になりま す。 このモードでは、ノート PC 自身がドッキングステーションと接続されたデバイスすべてに電力を供給することになります。

このドッキングステーションが「PD パススルー・モード」の間は、すべての USB ポートと接続されたデバイスはフルパワーを受け取ることができますが、「バスパワー・モード」では USB デバイスは非常に限られた電力しか受け取れない点に注意してください。

このため、USB デバイスによっては「PD パススルー・モード」では正しく機能しても、「バスパワー・モード」では機能しない場合があります。バスパワーの USB ハードドライブや NVMe SSD ストレージなど、駆動するために多くの電力を必要とするデバイスがその一例です(ただし、それぞれが別途専用の電源を接続するセルフパワータイプの場合は、問題が起きることはありません)。

また、このモードのドッキングステーションに、充電を目的としてスマートフォンやタブレットなどを接続することはお勧めしません。 

一般に、バスパワー USB 機器がノート PC に接続されていると、ほとんどのシステムでは電源オフの状態でもバスパワー機器に電力を供給し続けるため、長時間にわたって PC 内蔵のバッテリーを放電させる可能性があります。したがって、このドッキングステーションが使用されておらず、かつ「バスパワー・モード」の間は、ノート PC からこのミニドックを取り外すことを推奨します。