DisplayLink デバイス ドライバ導入手順
Plugable 社は、DisplayLink 社から新しい DisplayLink 用デバイス・ドライバがリリースされると、それを一定期間 Plugable 社製品で検証します。検証により問題がないことが確認された後のドライバが Plugable 社のデバイス・ドライバページに公開されますので、ユーザーの方々は「検証済み最新ドライバ」をダウンロードしてください。 デバイス・ドライバページには、それぞれのドライバに付属する「情報」ボタンがあります。こちらを押して追加情報も確認してください。 Windows: お使いのシステムが Windows 10 以上で Windows Update が有効な場合、初めて DisplayLink グラフィック製品がシステムに接続されると、DisplayLin...
[macOS] Plugable 社 DisplayLink 技術使用製品と macOS のサポートについて
いくつかの予め留意するべき制限項目がありますが、Plugable 社の DisplayLink 製品は macOS をサポートしています。Mac システムで該当製品の購入をご検討の際は、当記事を最後までお読みになることをお勧めします。 DisplayLink 製品で使用されているチップセットを開発し、デバイス・ドライバーを提供している DisplayLink 社によってリリースされた macOS ドライバーには 2 つの異なるバージョンがあります。それぞれ、mac OS の従来からのカーネル拡張を使用する「レガシー(既存カーネル拡張)」バージョンと、 macOS 11 の新しいアーキテクチャーに基づいた、カーネル拡張に依存しない「DisplayLink Manager」アプリケーションです。両...
[macOS] バージョン 11 Big Sur 以上のシステムへ Silicon Motion 社製 macOS InstantView アプリケーションを導入する手順
Silicon Motion 製品を macOS システムで使用する際には、下記の記事も参照してください。 「Plugable 社 Silicon Motion 技術仕様製品と macOS のサポートについて」 このページでは、Silicon Motion 社製「macOS InstantView」アプリケーションを使ってドライバを導入し構成する手順を説明します。macOS バージョンによって異なるため、ご自身が使用しているバージョンの欄を参照してください。 macOS 13 以上 macOS 11 ~ 12.x 1. [macOS 13.x 以上] InstantView 導入手順 1. Silicon Motion InstantView アプリケーションを、Plugable 社ド...
[macOS] バージョン 10.15 および 11 Big Sur のシステムへ DisplayLink Manager アプリケーションを導入する手順
注:自分のシステムに導入された macOS バージョンを確認したい場合は、メニューバー内の「アップルアイコン」をクリックし、「この Mac について」をクリックします。新しく開いたウィンドウ内に、macOS バージョンが表示されます。 DisplayLink macOS 用ドライバについては、こちらの記事も参照してください。 「Plugable 社 DisplayLink 技術使用製品と macOS のサポートについて」 このページでは、「DisplayLink Manager グラフィックス・コネクティビティ」アプリケーションを使ってドライバを導入し構成する手順を説明します。 DisplayLink Manager グラフィックス・コネクティビティ アプリケーション導入手順 1.Displa...
[Windows] DisplayLink 技術を使った USB ドッキングステーションやグラフィックアダプターが正しく機能しない
もし Windows システムで Plugable 社製の DisplayLink 技術を使用した機器(ドッキングステーションやグラフィック変換アダプター)が正しく機能しないとき、多くの場合は一度その機器を PC から取り外し、「デバイスドライバのクリーン・インストール」をすると問題が解決することがあります。 その際は、もしドッキングステーションなのであれば本体から AC 電源アダプターを取り外すこと、その時点で Plugable 社が推薦する最新のドライバを導入することが合わせて必要です。下記の手順を実行してください。 Plugable USB ドッキングステーションまたはグラフィックアダプターを、ホスト PC から取り外します。AC 電源アダプターがついている製品ではこれも本体からとり...
DisplayLink 技術と代替モード グラフィック出力の違いについて
チップセットについて チップセットは、特定の電子機器の頭脳と考えることができます。例えば、ビデオ信号、オーディオ信号、ネットワーク接続、ストレージ機器などを管理するチップセットがあります。 ほとんどのユーザーにとって、デバイスに使用されているチップセットの詳細を知る必要はありません。しかし、技術的な場面では、その機器が採用しているチップセットについて知ることが非常に役立ちます。互換性や、他の製品情報に記載されていない一般的とは言えない技術機能について知る必要があるからです。 外部モニタの接続方法 Plugable 社は、コンピュータに外部モニタを追加するための、様々な技術を駆使した製品を提供しています。外部モニタの接続方法には現在2種類あり、それぞれメリットとデメリットがあります。 1. Di...
Silicon Motion デバイス ドライバ導入手順
Plugable 社は、Silicon Motion 社から新しい Silicon Motion 用デバイス・ドライバがリリースされると、それを一定期間 Plugable 社製品で検証します。検証により問題がないことが確認された後のドライバが Plugable 社のデバイス・ドライバ・ページに公開されますので、ユーザーの方々はこちらから「検証済み最新ドライバ」をダウンロードしてください。 それぞれのドライバに付属する「情報」ボタンを押し、追加情報も確認してください。 Windows: グラフィック変換アダプタの安定した稼働のために、まず Windows Update によりシステムをその時点での最新状態にすることを強くお勧めします。 次に、Silicon Motion 社製のデバイスドライバ(...
[macOS] Plugable 社 Silicon Motion 技術使用製品と macOS のサポートについて
いくつかの予め留意するべき制限項目がありますが、Plugable 社の Silicon Motion 製品は macOS をサポートしています。Mac システムで該当製品の購入をご検討の際は、必ず当記事を最後までお読みになることをお勧めします。 Plugable 社 Silicon Motion グラフィック製品を使用する場合には、「macOS InstantView」アプリケーションを導入する必要があります。導入方法についてはこちらの記事を参照してください。 A. 制限事項 クラムシェルモード対応 - Intel CPU 搭載システム、macOS 10.15 または 11「なし」 - Intel CPU 搭載システム 12 以上 「あり」ただし電源接続必須- M1/M2/M3 CPU 搭載シ...
[Windows] Silicon Motion 技術を使った USB ドッキングステーションやグラフィックアダプターが正しく機能しない
もし Plugable 社製の Silicon Motion 技術を使用した機器(ドッキングステーションやグラフィック変換アダプター)が正しく機能しないとき、多くの場合は一度その機器を PC から取り外し、「デバイスドライバのクリーン・インストール」をすると問題が解決することがあります。 その際は、もしドッキングステーションなのであれば本体から AC 電源アダプターを取り外すこと、その時点で Plugable 社が推薦する最新のドライバを導入することが合わせて必要です。下記の手順を実行してください。 Plugable USB ドッキングステーションまたはグラフィックアダプターを、PC から取り外します。AC 電源アダプターがついている製品ではこれも本体からとりはずします。ドッキングステーション...
DisplayLink や Silicon Motion 技術により実装されたポートと、「代替モード MST」グラフィックポートはどう違うのですか?
『DisplayLink や Silicon Motion 技術』により実装されているグラフィック出力ポートは、USB 3.0 プロトコルを使ってシステムとデータ通信しています。DisplayLink または Silicon Motion チップによって仮想グラフィックを構築し、システムに内蔵された GPU の制限を超えた台数の外部モニタを接続するのを可能にする技術です。 このようなグラフィック技術を使用するには、そのチップセット用のデバイス・ドライバがシステムに導入されて適切に構成され、機能していなければなりません。DisplayLink および Silicon Motion 用のデバイスドライバは、Plugable 社ウェブサイトの「デバイス・ドライバ」ページからダウンロードできます。 D...
Silicon Motion USB グラフィック製品で接続したモニターで、ノート PC のモニタのようにはっきり表示できない
Silicon Motion 技術は、Windows では Silicon Motion社製デバイス・ドライバ、macOS では Silicon Motion 社製 macOS InstantView ソフトウェアにより、USB 接続で変換アダプターに画像データを送受信して「仮想デスクトップ」画像を生成します。これらのピクセルは、アダプター内の Silicon Motion チップによってレンダリングされ、モニターにビデオ画像が送信されます。 グラフィック表示のための大量データをUSB 経由で効率よく送受信するために、デバイス・ドライバーはデータを圧縮し、処理し、解凍します。このような処理のため、Silicon Motion 技術による変換アダプターやドッキングステーションを使用すると、一...
Silicon Motion グラフィック製品経由で接続したモニタが、Intel、NVIDIA、AMD/ATI 社が提供するグラフィック・ユーティリティで認識されない
Intel、NVIDIA、AMD/ATI 社などが提供するグラフィック・ユーティリティは、それぞれのメーカーが提供するグラフィックチップが管理するモニターだけで機能するよう作られています。したがって、Silicon Motion 技術による USB グラフィック変換アダプターやドッキングステーション経由で表示されるモニターを認識できません。 したがって Silicon Motion 経由のモニター管理が必要な場合は、Windows や macOS 内蔵のグラフィック管理機能を使う必要があります。例えば Windows システムでは「ディスプレイ設定(Windows 10)」、「スクリーン解像度(Windows 8.1)」などです。どちらも、デスクトップの何もない場所で右クリックするとコンテキ...
DisplayLink グラフィック製品経由で接続したモニタが、Intel、NVIDIA、AMD/ATI 社が提供するグラフィック・ユーティリティで認識されない
Intel、NVIDIA、AMD/ATI 社などが提供するグラフィック・ユーティリティは、それぞれのメーカーが提供するグラフィックチップが管理するモニターだけで機能するよう作られています。したがって、Silicon Motion 技術による USB グラフィック変換アダプターやドッキングステーション経由で表示されるモニターを認識できません。 したがって、そのようなモニタの管理が必要な場合は、Windows や macOS 内蔵のグラフィック管理機能を使う必要があります。例えば Windows システムでは「ディスプレイ設定(Windows 10)」、「スクリーン解像度(Windows 8.1)」などです。どちらも、デスクトップの何もない場所で右クリックするとコンテキストメニューの中から選択で...
HDR とは? HDR が表示可能解像度に影響を与えるのはなぜですか?
HDR または HDR 10 は、コンピュータとディスプレイ間で色と光度用の追加データを必要とする新しい技術です。これに対応するためには、PC 側のグラフィック出力は DisplayPort 1.4 以上に対応しており、入力側は HDMI 2.0b または HDMI 2.1 に対応している必要があります。信号出力側および、入力側の両方が対応していなければ、希望通りの解像度設定ができない(結果として、リフレッシュレートなどが下がる)ことがある点に注意してください。 PC の DisplayPort 出力を HDMI に変換して HDMI モニターを接続するような際にも、この制限が当てはまります。ソース(PC 出力)とターゲット(モニター入力)、ケーブル、変換アダプターのすべてが上記のバージョンに...
DisplayLink または Silicon Motion 技術を使った製品で、コピープロテクトや暗号化されたビデオコンテンツの再生ができない
Plugable 社製の DisplayLink および Silicon Motion 技術を使用した USB グラフィック変換アダプタまたは USB ドッキング・ステーションは、「コピー防止または暗号化された動画コンテンツ」の再生に対応しておらず、製品紹介ページやアマゾン製品ページにてそれを明記しています。 コピー保護された動画コンテンツを視聴したい場合は、DisplayLink および Silicon Motion 技術を使用した Plugable 社製品を使用しないでください。 1.コンテンツの例 「コピー防止または暗号化された動画コンテンツ」の例としては、以下のようなものがあります。 Blu-ray ディスクなど、HDCP(高画質デジタル・コンテンツ保護 High-bandwidth ...
[Windows] Google Sketchup などの OpenGL を使用するアプリケーションが、Silicon Motion グラフィック製品経由のモニタで正しく表示されない
Silicon Motion USB グラフィック技術に基づくドッキングステーションやディスプレイ変換アダプターのグラフィック処理は、ホスト PC 側の CPU および GPU 機能に依存して外部モニタ表示用のデータを生成する、「仮想」グラフィックスです。 しかしまれに、OpenGL 技術を使用してディスプレイに表示する画像を描画する Windowsアプリケーションが、その OpenGL 関連のタスクを本来送信すべき PC 内蔵の「物理的な」GPU ではなく、Silicon Motion 製品内蔵の仮想グラフィックスアダプタ(Silicon Motion チップ)に送信しようとすることがあります。 Silicon Motion チップセットは OpenGL をサポートする物理 GPU ではない...
[Windows] Google Sketchup などの OpenGL を使用するアプリケーションが、DisplayLink 技術によるグラフィック製品経由のモニタで正しく表示されない
DisplayLink USB グラフィック技術に基づくドッキングステーションやディスプレイ変換アダプターのグラフィック処理は、ホスト PC 側の CPU および GPU 機能に依存して外部モニタ表示用のデータを生成する、「仮想」グラフィックスです。 しかしまれに、OpenGL と呼ばれるテクノロジを使用してディスプレイに表示される画像を描画する Windowsアプリケーションが、OpenGL 関連のタスクを本来送信すべき PC 内蔵の「直接的な」GPU ではなく、DisplayLink 製品内蔵の仮想グラフィックスアダプタ(DisplayLink チップ)に送信しようとすることがあります。 DisplayLink チップセットは OpenGL をサポートする物理 GPU ではないため、結果と...
[macOS] 外部接続モニターの解像度を変更する方法
macOS システムに外部モニタを接続してマルチディスプレイ環境にした際、モニタの画面解像度が正しくないことがあります。この原因には様々なものがありますが、最も多いのは macOS が外部モニタに対して自動的に選択する解像度や文字サイズが、使う側にとっては正しくないというケースです。 macOS 内に隠されている画面解像度設定オプションを変更すると、画面表示が自分にとって快適な環境になることがあります。設定の変更方法については下記のビデオを参照してください。また、ページの下に手順が説明されています。 「システムプ環境設定」内の「ディスプレイ」をクリックします。 ラップトップシステムの場合、「プライマリ」モニタ、つまりラップトップ自体の「ディスプレイ」パネルが表示されます。 外部接続されたディス...
[Windows] インテル® グラフィックス・コマンド・センターを使い DisplayLink 技術によるマルチディスプレイを管理する方法
Plugable 社は、Windows システムに追加の外部モニタを接続するための、DisplayLink 技術を使った様々な USB グラフィック製品を販売しています。たとえば、わが社のベストセラーである UD-3900 USB 3.0 ドッキングステーションや、UGA-4KHDMI USB 3.0 HDMI グラフィック変換アダプター、UGA-3000 USB 3.0 DVI グラフィック変換アダプターなどです。 以前は、Windows 10 システムにこのようなグラフィック製品を用いてディスプレイを追加した場合、Windows 標準の「ディスプレイ設定」から環境の構成をする必要がありました。製品を使用しているユーザーの方々の中に、もしも Windows 標準のディスプレイ設定の代わりに...
[Windows] ラップトップ PC のカバーを閉じたときでも、USB ドッキングステーションやグラフィック変換アダプター経由で接続したモニタを表示したい
Windows ラップトップ PC は通常、カバーを閉じるとドッキングステーション等の USB 機器やモニターなど、接続された周辺機器がスリープ状態になります。この動作を変更するには、カバーが閉じられた場合の動作に関する設定項目の値を変更します。下記の手順でこの設定画面を起動してください。 Windows 10 「スタート」ボタン上で右クリックし、メニューの中から「電源オプション」を選択する 「電源とスリープ」画面内の右側にある、「電源の追加設定」リンクをクリックする 「電源プランの選択またはカスタマイズ」画面の左側の「カバーを閉じたときの動作の選択」をクリックする 「カバーを閉じたときの動作」の値を、「何もしない」に変更する 下にある「変更の保存」ボタンをクリックする Windows 11 ...
DisplayLink 製品用デバイス・ドライバを企業環境に導入する方法について
Plugable 社は様々な DisplayLink 製品を製造販売していますが、デバイス・ドライバは DisplayLink 社(現在は親会社 Synaptics 社)が提供しています。Synaptics 社のデバイス・ドライバページ(英語)は、こちらです。 このウェブサイトには DisplayLink 関連のナレッジベース(英語)があり、企業環境へのデバイス・ドライバ導入方法やオプションについては「Corporate Deployment(企業によるデプロイメント)」のセクションで様々な情報を参照できます。 Plugable 社は、このような「企業向けのドライバ導入方法」についてはサポートをしておりませんのでどうぞご了承ください。 もしこのような導入についてサポートが必要な場合は、Disp...
画面解像度とリフレッシュレートについて
画面解像度とリフレッシュレート PC 用のモニターを選択する際には考慮すべき技術仕様が様々あります。ディスプレイ解像度は、画面上に配置できる情報量を大きく左右し、リフレッシュレートはその画像が更新される頻度を決定します。 画面解像度とリフレッシュレートが高ければ高いほど、より多くのグラフィック・データをモニターに送る必要があります。これらの情報伝達量は、主に使用するディスプレイ出力ポートの帯域幅(DisplayLink 技術による出力の場合では、圧縮ビデオデータを USB データとして送信するために必要な帯域幅)によって制限されます。 4K@60Hz 解像度に関する注意点 画面解像度 画像の出典:CC ASA 3.0下でライセンスされたウィキペディア情報 ディスプレイの解像度は様々な方法で表現...
[Windows] Iris Xe チップ使用 PC で Windows Update または Intel グラフィックドライバーを更新後に、DisplayLink グラフィック製品が正しく機能しない
2022年5月: この問題は、Intel 社が提供する最新の Iris Xe 用ドライバを適用することで解決しています。ドライババージョンが 30.0.xxx 以上であることを確認してください。 下記が、現時点で該当の DisplayLink チップセットを使用している Plugable 製品です。 ドッキングステーション UD-ULTC4K UD-6950 UD-6950H (日本未発売) UD-6950Z (日本未発売) グラフィックアダプター UGA-4KHDMI UGA-4KDP USBC-6950U USBC-6950UE 2021年4月22日: Intel 社が Iris Xe チップ用に公開したグラフィック・ドライバのバージョン 27.20.100.9466...
USB-C ケーブルの様々な実装について
注:この情報は、2020年2月6日に投稿された こちらのブログ記事を翻訳したものです。 USB-C ポートやコネクタを採用した周辺機器が日ごとに増えてきていますが、これは将来的に周辺機器の互換性が大幅に向上する可能性を示すものです。いずれにせよ、スマートフォン、コンピューター、その他の周辺機器を接続するために、同じ USB-C ケーブルを使うことができるならそれが一番賢い選択と言えるのではないでしょうか? しかし、現在販売されている USB-C ケーブルには様々な差異があり、事前にある程度のリサーチをせずに、この夢のような「ユニバーサルな」接続性を享受することは叶いません。このブログ記事は、その差異の 1 つの要因である「USB-C ケーブル自身が対応している機能」についてご説明するものです。...
VGA ケーブルの長さと EDID(Extended Display Identification Data) について
一部のプロジェクターやテレビの中には、「USB 3.0 VGA グラフィックス変換アダプター」を使ってPC に接続すると何も表示されないのに、PC に搭載された VGA ポートや「USB 2.0 VGA アダプター」であれば問題なく表示されるものがあります。いったいなぜこのようなことが起きるのでしょうか。 DisplayLink 社 製の USB 3.0 グラフィックチップは、USB 2.0 世代のチップとは異なる動作をします。具体的には、もしそのアダプターに何も接続されていないと自ら「無効」になります。 これに関し、HDMI と DVI にはホットプラグ検出用のピンが実装されているため問題にはなりません。一方、VGA にはそのような仕組みがありません。したがって、VGA インターフェースを使...
HDCP(デジタルコンテンツ保護機能: High-Bandwidth Digital Content Protection)について
「HDCP」は、「High-bandwidth Digital Content Protection(大容量デジタルコンテンツ保護機能)」は、デジタル著作権管理手法の一つです。「デジタル著作権管理(DRM:Digital Rights Management)」はデジタル・コンテンツの不正コピーを防止するためのもので、その中でも HDCP は特にディスプレイに送られる映像データを保護するものです。 多くのデジタル著作権管理手法は、最終的には保護スキームが破られ、新しい形の DRM が作られます。この理由で、HDCP は何度か改定されており、新しい形式のコンテンツでは、正しく表示するために新しいバージョンの HDCP が必要になるものもあります。 ストリーミングビデオやブルーレイビデオなどのコンテ...
[macOS] DisplayLink Manager アプリケーションを導入しようとした際に、「予期しないエラー」が発生する
Mac システムで DisplayLink 技術を使用した Plugable グラフィック製品を使用するには、「DisplayLink Manager」アプリケーションを手動で導入する必要があります。このアプリケーションの導入自体にはほとんど問題が起きることはありませんが、まれにエラーが発生し正しく終了できないことがあります。 一例として、「エラーによってインストールできませんでした。ソフトウェアの製造元に問い合わせてください。」などのエラーメッセージが表示されます。 この原因には、以前のバージョンの DisplayLink Manager アプリケーションを導入した際に何らかの理由でインストールが正しく終了しておらず、壊れたモジュールなどが残っていて、それが「予期しないエラー」を引き起こして...
Plugable USB グラフィックス・アダプタの選択方法
この記事では、Plugable 社製 USB グラフィックス・アダプタ(USB グラフィックス変換アダプタ、USB ディスプレイ・アダプタ)製品のラインナップを紹介し、自分の環境に適した製品の選択方法について説明します。 Plugable USB グラフィックス製品について Plugable 社の USB グラフィックス・アダプタは、信頼性の高い DisplayLink または Silicon Motion チップセットを採用しています。このどちらのメーカーのチップセットも品質が高く、専用デバイスドライバの更新も定期的におこなわれているため、ビジネス環境で安心して使用できます。特に DisplayLink 社製チップセットは長い実績のある技術を提供しており、Windows や macO...
MST 機能について
MST とは? MST は「マルチストリーム・トランスポート(Multi-Stream Transport)」のことで、VESA が規定する DisplayPort 技術に含まれる機能です。MST 機能を使うと、1 つの DisplayPort 出力ポートから複数の非圧縮グラフィックデータが転送される(マルチプレキシング multiplexing)ため、複数のモニタを接続することが可能になります。この MST 機能は、現在下記のグラフィック出力ポートで使用できます。 DisplayPort Mini DisplayPort Thunderbolt 3 / Thunderbolt 4 DP 代替モードに対応した USB-C ポート MST には 2 つの接続タイプがあります。1 つは「デイジー...
[macOS] USBC-MSTH2 変換アダプタは macOS および iPadOS と互換性がありますか?
2023 年 5 月時点で、macOS および iPadOS は MST 機能に非対応です。つまり macOS は p「SST (シングルストリーム・トランスポート(Single-Stream Transport)」モードしかサポートしておらず、1 つの USB-C ポートに 1 台のモニタしか接続することしかできません(1 つのポートで、モニタ 1 台のグラフィックデータを生成することしかできません)。 MST の詳細については、こちらの記事も参照してください。 OS 側のこの制限により、もし USBC-MSTH2 アダプタを使用してモニタを 2 台接続すると、その 2 台は「複製モード」で表示されます。 一方、Windows や ChromeOS システムは、MST および SST どちら...
USBC-MSTH2 変換アダプタはどんな USB-C ポートでも使用できますか?
Pluable USBC-MSTH2 グラフィック変換アダプタは、「DisplayPort 代替モード(または Thunderbolt 4/USB4)」に対応した USB-C ポートでのみ使用できます。 もしこのような USB-C ポートが搭載されていないシステムを使用している場合は、この変換アダプタは使用できません。 該当 USB-C ポート非搭載システムで拡張モードの外部モニタを複数接続したい場合は、従来からの USB 3.x(USB Type-A または Type-C) ポートに接続して使用する、「USB グラフィック変換アダプタ」を使用することができます。下記の Plugable 製品はこれに該当します。 UGA-HDMI-2S: Plugable USB-C / USB 3.0 デ...
[macOS] USBC-MSTH2 変換アダプタを Mac システム または iPadOS で使用する際の制限について
Plugable USBC-MSTH2 は、接続するシステムの USB-C ポートが提供する MST 機能により、2 台の「複製または拡張モード」モニタを表示することが可能な変換アダプタです。 ただしMac システムの注意点として、2023 年 5 月時点では、macOS および iPadOS は MST 機能に非対応です。このようなシステム側の制限により、もし Mac システムにこの変換アダプタ経由で 2 台のモニタ接続すると、必ずその 2 台が「複製モード」で表示され、拡張モードにすることはできません。...
Plugable 社製 MST 機器は、どのようなノート PC で使用できますか?
MST(Multi Stream Transport: 複数ストリーム転送)は、1 つのグラフィック出力ポートから複数のモニタに接続できるようにする機能で、DisplayPort 1.2 以上に実装されています。この機能は、複数グラフィックポートをもつ MST ハブと呼ばれる製品を使う、あるいは MST 対応の複数モニタをデイジーチェーン接続して使うことができます。 この機能自体はグラフィック出力ポート側が対応していれば「それ用のデバイスドライバ導入不要」のため、ホットデスクやリモートオフィスなどの構成にとって便利です。ただし、MST 機器を使う際にはいくつか注意点があります。 1. 対応するモニタ解像度 Plugable 社が販売している MST 対応機器は、基本的には4K@60H...
[macOS] Mac システムがスリープまたは起動した後に、外部モニタが検出されない
モニタが検出されない原因 Mac システムに「入力ソースを自動検出」するよう設定してある外部モニタを接続していると、システムがスリープ後に復帰した際にモニタが検出されない、という問題が起きることがあります。この「入力ソースを自動検出」する機能の名称はモニタの製造元によって異なりますが、「自動選択」「自動検出」「自動ソース」など、名称に「自動」とついていることが多いです。 このような「自動検出」機能がオンになっていると、モニタからの接続通知がシステム側へ送信されるのに通常より時間がかかり、問題が生じることがあります。モニタと macOS とのモニタ間交渉(モニタが接続されていることを通知する手続き)が、この自動入力ソース検出により生じる遅延によってタイムアウトしてしまうことがあるからです。結...
[macOS] DisplayLink Manager アプリケーションと「画面収録」について
macOS システムで外部モニタを接続するために DisplayLink 機器(USB ドッキングステーションや グラフィックス変換アダプタなど)を使用する際には、必須アプリケーションである DisplayLink Manager をダウンロードしてインストールする必要があります。この DisplayLink Manager は macOS の「画面収録」機能を使用するため、外部モニタを接続している間はこれを有効にしなければなりません。 画面収録が有効になると、DisplayLink ドライバはミラーリングまたは拡張スクリーンをレンダリングするために必要なピクセルにアクセスし、コンピュータから DisplayLink モニターに USB 経由でピクセルを送信できるようになります。Dis...
USB グラフィック機器を介してシステムに追加できるモニタ数について
概要 近年のノート PC は、システムのグラフィック出力ポートに直接接続できる外部モニタの数、つまり「ネイティブでサポートできる外部モニタ数」に制限があります。これらの制限は、ホストコンピュータの内部グラフィックス処理ユニット(GPU)の能力と、利用可能な物理グラフィックポート数によって決まります。 一方、もしも Plugable 社が提供しているような DisplayLink 社または Silicon Motion 社の USB グラフィック技術による製品を使えば、専用ソフトウェア・ドライバを導入する必要はありますが、USB ポート経由で複数の外部モニタをコンピュータに接続することができます。この際、ホスト・コンピュータのグラフィック出力数制限には関係ありません。 このような USB グ...
[macOS] USBC-MSTH2 変換アダプタは macOS および iPadOS と互換性がありますか?
2023 年 5 月時点で、macOS および iPadOS は MST 機能に非対応です。つまり macOS は p「SST (シングルストリーム・トランスポート(Single-Stream Transport)」モードしかサポートしておらず、1 つの USB-C ポートに 1 台のモニタしか接続することしかできません(1 つのポートで、モニタ 1 台のグラフィックデータを生成することしかできません)。 MST の詳細については、こちらの記事も参照してください。 OS 側のこの制限により、もし USBC-MSTH2 アダプタを使用してモニタを 2 台接続すると、その 2 台は「複製モード」で表示されます。 一方、Windows や ChromeOS システムは、MST および SST どちら...
USBC-MSTH2 変換アダプタはどんな USB-C ポートでも使用できますか?
Pluable USBC-MSTH2 グラフィック変換アダプタは、「DisplayPort 代替モード(または Thunderbolt 4/USB4)」に対応した USB-C ポートでのみ使用できます。 もしこのような USB-C ポートが搭載されていないシステムを使用している場合は、この変換アダプタは使用できません。 該当 USB-C ポート非搭載システムで拡張モードの外部モニタを複数接続したい場合は、従来からの USB 3.x(USB Type-A または Type-C) ポートに接続して使用する、「USB グラフィック変換アダプタ」を使用することができます。下記の Plugable 製品はこれに該当します。 UGA-HDMI-2S: Plugable USB-C / USB 3.0 デ...
MST 機能について
MST とは? MST は「マルチストリーム・トランスポート(Multi-Stream Transport)」のことで、VESA が規定する DisplayPort 技術に含まれる機能です。MST 機能を使うと、1 つの DisplayPort 出力ポートから複数の非圧縮グラフィックデータが転送される(マルチプレキシング multiplexing)ため、複数のモニタを接続することが可能になります。この MST 機能は、現在下記のグラフィック出力ポートで使用できます。 DisplayPort Mini DisplayPort Thunderbolt 3 / Thunderbolt 4 DP 代替モードに対応した USB-C ポート MST には 2 つの接続タイプがあります。1 つは「デイジー...
[macOS] USBC-MSTH2 変換アダプタを Mac システム または iPadOS で使用する際の制限について
Plugable USBC-MSTH2 は、接続するシステムの USB-C ポートが提供する MST 機能により、2 台の「複製または拡張モード」モニタを表示することが可能な変換アダプタです。 ただしMac システムの注意点として、2023 年 5 月時点では、macOS および iPadOS は MST 機能に非対応です。このようなシステム側の制限により、もし Mac システムにこの変換アダプタ経由で 2 台のモニタ接続すると、必ずその 2 台が「複製モード」で表示され、拡張モードにすることはできません。...
USBC-MSTH2 変換アダプタの最大対応モニタ解像度はいくつですか?
MST 機能を使用したグラフィック変換アダプタの最大対応解像度は、接続するシステムの USB-C ポートの技術仕様次第で異なります。 2023 年現在のノート PC に搭載された USB-C ポートの「DisplayPort 代替モード」は、2 台のモニタの同時接続に対応しているのが一般的です。しかし、サポートする最大解像度は、その USB-C ポートの「DisplayPort バージョン」に依存しています。 対応 DisplayPort バージョンごとの最大解像度 DisplayPort 1.2 の場合: 最大 1080p@60Hz までの解像度モニタを 2 台接続可能 DisplayPort 1.4 の場合: 最大 4K@60Hz までの解像度モニタを 2 台接続可能 この USB...
自分の PC システムが MST 対応かを確認する方法
MST(マルチストリーム・トランスポート: Multi-Stream Transport)は DisplayPort 1.2 以降に搭載されている機能です。MST に対応していれば、1 つの DisplayPort からデイジーチェーン接続により複数の外部モニタを表示することができます。 PC システムで「DisplayPort 代替モード対応の USB-C ポート」を搭載しているモデルの場合、DP 1.2 以上に対応しています。この DP 1.2 代替モードは、多くの場合 2 台までの外部モニタ接続ができます。 A. MST で接続可能なモニタ台数と解像度 自分の使用している PC システムが MST 対応かどうかを知るためには、その DisplayPort または USB-C ポートがどの...
USBC-6950PDZ ドッキングステーションを使用するために、ドライバの導入は必要ですか?
はい、この USBC-6950PDZ ミニ・ドッキングステーションを使用するには、Windows システムであれば DisplayLink デバイスドライバ、macOS システムであれば DisplayLink Manager アプリケーションが機能していなければなりません。 この必要なドライバまたはアプリケーションは、Plugable 社ウェブサイトのデバイス・ドライバページからダウンロードすることが可能です。詳細については「DisplayLink デバイス ドライバ導入手順」を参照してください。 macOS システムでは、外部モニタを表示するために「DisplayLink Manager アプリケーションが起動している」ことが必要です。システムログオン時に自動的に起動する設定を有効にす...
自分のシステムで USBC-6950PDZ ドッキングステーションを使用できるかどうかは、どの様にして確認すればいいですか?
この製品は Windows 10 以上、あるいは macOS 11.x 以上のシステムで使用できます。 この製品を使用できるのは、USB-C ポートを搭載し、その USB-C ポートが以下の何れかに対応しているシステムです。 PD 充電規格 USB4 Thunderbolt 3 または Thunderbolt 4 このドッキングステーションの電源パススルー機能を使用すると、45W~100W までの電源に対応したノート PC を充電することができます。(ただし、パススルーできる最大電力は 82W までのため、100W 充電器を直接接続した場合に比べると充電レートが遅くなることがあります。) PC システムが上記の条件を満たしているかどうかは、お使いのノート PC の技術仕様をご確認ください。 よ...
USBC-6950PDZ ドッキングステーションは、電源を接続せずに使用できますか?
はい、このミニ・ドッキングステーションは、電源を接続せずにバスパワー機器として使用することが可能なように設計されています。しかし、可能であれば PD 充電規格対応の USB-C 電源アダプタを接続して使用することをお勧めします。 この製品をバスパワー機器として使用している際に、USB ポートに別のバスパワー機器をさらに接続すると、この USBC-6950PDZ 自体および他の機器の消費電力の合計が PC システムの USB-C ポートが供給できる最大の電力(15W または 30W)を超えてしまい、正しく機能しない場合があります。 特に、バスパワーの外部記憶域装置(外部接続ハードディスクや、NVMe SSD ドライブなど)のように消費電力が高く、安定した電源供給が重要なデバイスの場合は、パス...
USBC-6950PDZ ドッキングステーションは、ノート PC を充電できますか?
はい、USBC-6950PDZ ドッキングステーションは、PD 充電規格のパススルー充電(100W まで)に対応しており、USB-C ポートに PD 電源を接続することで接続したノート PC へ給電することができます。 この USBC-6950PDZ ミニドックには、2 つの動作モードがあります。「PD パススルー・モード」と「バスパワー・モード」です。当ミニドックの専用ポートに PD 電源アダプタが接続されると、ドックは自動的に「PD パススルー・モード」になります。このモードでは、電源出力の一部がこのドック用に予約され、残りがノート PC へ受け渡され ます。電源アダプタが接続されていない状態でこのミニドックをノート PC に接続すると、このドックは「バスパワー・モード」になります。 ...
USBC-6950PDZ ドッキングステーションをバスパワー・モードで使用する際に、注意することはありますか?
この USBC-6950PDZ ドッキングステーションには、2 つの動作モードがあります。「PD パススルー・モード」と「バスパワー・モード」です。 USBC-6950PDZ の電源専用 USB-C ポートに PD 電源アダプタを接続すると、ドックは自動的に「PD パススルー・モード」になります。このモードでは、電源出力の一部がこのドック用に予約され、残りがノート PC へ受け渡され ます。逆に電源アダプタが接続されていない状態でこのミニドックをノート PC に接続すると、このドックは「バスパワー・モード」になりま す。 このモードでは、ノート PC 自身がドッキングステーションと接続されたデバイスすべてに電力を供給することになります。 このドッキングステーションが「PD パススルー・モード」...
USBC-6950PDZ ドッキングステーションとワイヤレスマウスやキーボードを使っていると、入力時にラグを感じます。どうすれば解決できますか?
この USBC-6950PDZ ドッキングステーションは、PC とのデータ通信に USB 3.0 プロトコルを使用しています。このような USB 3.0 機器と一部のワイヤレス製品はまれに、一緒使用すると電波の競合により動作に問題が出ることがあります。根本的な原因は USB 3.0 とワイヤレス機器がどちらも 2.4~2.5Ghz の電波帯を利用することであり、このドッキングステーションや Plugable 製品だけに発生するものではありません。 これを回避するには、「ワイヤレス製品のレシーバーと USB 3.0 機器を物理的に離して置く」、「ワイヤレスレシーバーを USB 2.0 ケーブルを介して接続することで、強制的に USB 2.0 機器として使う」などが知られています。 詳細につい...